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テレビ周りのインテリアコーディネート事例集!リビング・寝室での配置の仕方

リビングの主役といえばテレビです。最近はテレビを置かなくなっている方も増えていますが、大画面のテレビで見る映画やスポーツはスマートフォンやタブレットとは違う迫力があります。とはいえテレビは存在感があるため、おしゃれな空間にするためには様々な工夫が必要です。
そこで、この記事ではテレビとテレビ周りのインテリアに注目し、おしゃれに魅せるポイントをご紹介していきます。

【目次】
1.テレビを配置する前に気をつけるべきこと
 1-1.ライフスタイルに合わせて考える
 1-2.テレビとテレビボードのサイズ比
 1-3.視聴環境のバランス
 1-4.壁面で魅せる
 1-5.収納と整理

2.テレビ周りをおしゃれにコーディネートする秘訣
 2-1.アクセントクロスを取り入れる
 2-2.テレビ横に観葉植物を配置
 2-3.配線は徹底的に隠す
 2-4.ホテルライクな寝室にするなら壁掛け・壁寄せテレビスタンド
 2-5.アートやオブジェを置く場合は形状に着目
 2-6.間接照明で没入感をプラス

テレビを配置する前に気をつけるべきこと

テレビを配置する前に気をつけるべきこと

大きく黒いテレビは、その空間で特に目を引く存在です。テレビとその周辺の空間づくりは部屋全体の印象にもつながります。おしゃれで快適な空間を作るためにも、テレビの配置や周りのバランスは慎重に考える必要があります。そこで、テレビをおしゃれに配置するための5つのポイントをご紹介します。

1.ライフスタイルに合わせて配置を考える

ライフスタイルに合わせて配置を考える

テレビを配置する前に、自分や家族のライフスタイルを考慮しましょう。テレビを主に何に使うのか、家族での視聴が多いのか、それとも友人を招いて映画を楽しむことが多いのかなどを把握しておくことが大切です。それによって、テレビの位置やサイズ、周囲の家具配置などが決まってきます。

たとえば家族でテレビを見ながら夕食を楽しみたいなら、ダイニングから見える位置にテレビを置くと良いでしょう。逆に、夕食時は家族との会話の方を楽しみたい・食事の時間とテレビの時間は分けたいという場合は、あえてダイニングから見えない位置に配置できると理想です。

寝室に配置する場合は、ベッドの足元に置くとホテルライクなインテリアに近づきます。その場合テレビと視聴する位置が遠くなるので、43インチ以上の大きめのテレビサイズが推奨されます。

2.テレビとテレビボードのサイズ比に注意

テレビとテレビボードのサイズ比に注意

テレビとテレビボードのサイズ比は、おしゃれな配置を実現する上で非常に重要なポイントです。間違ったサイズの組み合わせは、部屋全体のバランスを乱し、インテリアの美しさを損なってしまう可能性があります。ここでは、テレビとテレビボードのサイズ比を考える際の注意点と選び方について詳しく解説します。

まず、テレビボードはテレビのサイズに合わせて選ぶことが大切です。基本的に「テレビボードはテレビよりも大きく」「テレビとテレビボードを山型(三角形)に配置する」の2点を意識するとバランスが良くなります。

テレビの幅に対して、テレビボードはプラス40cm~60cm程度大きいものが理想です。テレビボードとテレビの幅が同じくらいであれば、テレビボードの両端にキャビネットを置いたり、背丈のある観葉植物を置くなどするとバランスが取れるようになります。テレビに比べてテレビボードが小さすぎると見栄えが悪くなるだけでなく、安全性も損なうためおすすめしません。

テレビのサイズ テレビボードのサイズ目安
~32インチ 幅80cm以上
~42インチ 幅120cm以上
~52インチ 幅140cm以上
53インチ~ 幅170cm以上
3.視聴環境のバランスを整える

視聴環境のバランスを整える

テレビを配置する際には、視聴環境のバランスを考慮することが重要です。快適で楽しい視聴体験を提供するためには、視聴者がテレビを快適に見ることができる位置や角度、そして光の反射に配慮する必要があります。以下に、視聴環境のバランスを整えるためのポイントを詳しく解説します。

・テレビの高さを調整する
テレビの高さは視聴者の目線と平行になるように設定することが重要です。一般的に、座っている視聴者の目の高さよりも少し下にテレビを配置すると、首を上げずにテレビを見ることができます。ソファで座ってみることが多い場合はテレビも高めに、床で座ってみたり、寝転んで見ることが多い場合は低めに配置しましょう。テレビを壁掛けする場合は、取り付け高さを調整することで理想的な視聴位置を確保しましょう。

・視聴距離を考慮する
テレビと視聴者の間の適切な距離を確保することも重要です。部屋の広さに比べてテレビの画面が大きすぎる場合、近すぎる距離で視聴することになり、目の負担が増える可能性があります。

テレビのサイズ 視聴距離の目安
32インチ 120cm
43インチ 160cm
50インチ 180cm
4.収納と整理で見せない工夫を

収納と整理で見せない工夫を

さらに、テレビボードの収納面もよく確認しましょう。リモコンやAV機器、ゲーム機器などを収納できるか、配線をうまく隠せる仕様になっているかも重要です。空間をおしゃれに魅せるためには、現実感のあるものはできるだけ見せないようにすることが重要です。収納スペースが充実していれば、リモコンやケーブルなどの雑多なアイテムをすっきり収納でき、部屋が綺麗に見えるようになります。

5.デザインと材質にこだわる

デザインと材質にこだわる
テレビボードはサイズの大きな家具のため、デザインや材質の違いによって空間全体のインテリアの方向性が変わってきます。好みや部屋のスタイルに合わせて、調和するデザインのテレビボードを選ぶと、おしゃれで魅力的な空間を演出できるでしょう。

テレビ周りをおしゃれにコーディネートする秘訣

テレビ周りをおしゃれにコーディネートするために、以下のポイントを取り入れてみましょう。テレビ周りを素敵に演出し、快適な視聴空間を創り出すのに役立つアイディアをご紹介します。

1.アクセントクロスを取り入れる

アクセントクロスを取り入れる

一般的な住宅の壁面は白が多く、テレビやテレビボードを置くだけでは殺風景に見える可能性があります。アクセントクロスは部屋の雰囲気を大きく変えることができ、DIYで気軽に取り入れることもできるのでおすすめです。

失敗を避けたいなら「薄めのグレー」のアクセントクロスを選びましょう。テレビが黒で、グレーも同じ無彩色になるためよく馴染みます。柄物では石目調やタイル調、レンガ調のアクセントクロスが使いやすいです。ただし柄物は単色のものよりも目立ちやすいので、他のインテリアや床面とのバランスを考慮する必要があります。

2.テレビ横に観葉植物を配置

テレビ横に観葉植物を配置

観葉植物は様々なインテリアに合わせやすく、リラックス効果も期待できるためテレビ周りのコーディネートにおすすめです。テレビボードの上にはサンスベリアや小さいサイズのパキラ、ガジュマルなどがよく合います。またテレビの横にはモンステラやドラセナ、ベンジャミンなどがおすすめです。これらの植物はお世話もしやすいものが多いので、綺麗な状態を保ちやすいのも特徴です。初めて観葉植物を取り入れたい方はこれらの定番の植物からチャレンジしてみてください。

3.配線は徹底的に隠す

配線はケーブルボックスやモールなどを使って見えないようにしましょう。しっかり隠すことでテレビ周りをスッキリとした印象に仕上がります。テレビの背面やテレビボードの背面のスペースを活用するとまとまりやすいです。延長コードは垂らしたままだと不格好になるため、配線カバーやキャビネットなどで隠すと良いでしょう。

新築やリフォーム時の建築工事中に埋込AVコンセント(HDMI対応)を設置してもらうと、壁付のTVとゲームやDVDなどの接続機器との配線が表に出ることなくスッキリと納まります。
壁掛けテレビ用AVコンセント(HDMI対応)のご提案 | WEBカタログ | Panasonic

4.ホテルライクな寝室にするなら壁掛け・壁寄せテレビスタンド

ホテルライクな寝室にするなら壁掛け・壁寄せテレビスタンド

寝室はリビングほどのスペースを確保できない場合が多いため、壁掛けにするか、壁寄せテレビスタンドを利用するのがおすすめです。省スペースになり、好みの高さに調整できるので適しています。壁寄せテレビスタンドはテレビをかけるフックがついたスタンドで、工事不要です。壁に穴を開ける必要がないので賃貸住宅にもおすすめです。

壁掛け用の金物も多数ありますが、壁の中の下地(柱)等にしっかり固定しなければなりません。不安な場合は販売店やリフォーム会社等に依頼するといいですね。

5.アートやオブジェを置く場合は形状にも着目

アートやオブジェを置く場合は形状にも着目

テレビ周りにアートや小物を置きたい場合、デザインや色はもちろん、その形状にも注目しましょう。テレビが黒で主張しやすいので、アートの額縁も黒や白などの無彩色にすると統一感を出しやすくなります。飾るアートについてもモノクロのアートを選ぶと失敗が少ないです。
フラワーベースや雑貨、本などを飾る場合は「直線的なもの」「球状や曲線的なもの」をわけて配置していくとまとまりやすくなります。置くものや置き場所に一定の法則を与えることで雑多な印象にならず、飾る収納として空間を仕上げることができます。

6.間接照明で没入感をプラス

間接照明で没入感をプラス

テレビ周りをワンランク上の空間に演出したいなら、間接照明を取り入れてみましょう。テレビの裏やテレビボード、テレビ横などに簡単に取り入れられるのでおすすめです。映り込みの経験や目の疲労を軽減にもつながるので、様々な面でプラスになります。
基本的には壁やアート、観葉植物などを照らすようにすると良いです。配線や光源のテープなどが見えるとかえってダサくなってしまうので注意しましょう。
間接照明のなかにはリモコンで操作できるものや、スマートスピーカーやスマートフォンアプリと連動できるもの、人感センサーに対応したタイプがあります。ライフスタイルに合わせて機能面もチェックしましょう。

理想のインテリアコーディネートを探しましょう

テレビ周りを素敵な空間に仕上げるためには、まずは自分が「これだ!」と思えるようなインテリアのイメージを見つけましょう。InstagramやRoomClip、カタログなどを参考にして自分の部屋に取り入れてみましょう。
「オリジナリティは出したい。でも失敗したくない。」という方はインテリアコーディネーターのアドバイスを受けてみることもおすすめです。ネットやカタログの参考例だと自分の空間にあっているかを判断するのは難しいです。また、今すでに持っている家具との組み合わせを考えるとなるとネットやカタログだけではうまくいかない可能性もあります。インテリアコーディネーターは部屋の現状と、理想のライフスタイルに合わせた提案ができます。自分の部屋を特別な空間に仕上げたい方はぜひご相談ください。

存在感があるテレビ周り。配線計画や壁掛けにする際の壁の耐力、収納計画など、いくつかのポイントをしっかりと押さえて、いつも眺める空間がスッキリ理想のものに仕上がるといいですね。

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この記事を書いた人

手塚 陽子
 

手塚 陽子

株式会社Y's Style. in宇都宮

【事業内容】不動産業/設計業務/賃貸管理/インテリアコーディネート/インテリアデザイン/リノベーション/移住支援
【保有資格】一級建築士/宅地建物取引士/インテリアコーディネーター/既存住宅状況調査技術者/適合証明技術者/住宅省エネルギー技術者
子供は3人。前向き素直に一生懸命とにかくやってみる!そしてそんな人が大好きです!